PHPカンファレンス2015参加後記(PHP7は何が変わったか?)
PHPカンファレンス2015に行ってきましたので、後記を作成してみました。発表内容についての説明より、筆者が聞いた発表の内容を簡単に記録するレベルですが、参加が出来なかったPHP好きの方々は読んでみて下さい。
筆者もPHPカンファレンスについては今年が始めての参加となりますので、従前の雰囲気はわかりませんが、今年は1日間のスケジュールの中で沢山のテーマが発表されました。その中で、廣川さんとPHP言語開発者Rasmus Lerdorfさんの発表内容を簡単に記載してみます。
主な内容は10月リリースが予定されているPHP7についてでした。パフォーマンスがかなり上がったようですね。Rasmus Lerdorfさんの発表内容でも半分以上はパフォーマンスの話でした。Rasmus Lerdorfさんの発表資料の中で、実際PHP7を利用してテストした結果が有りましたが、PHP5.Xと比べると2倍以上上がっていますね。遅いと言われているPHPとしてはかなり魅力的な話ではないかと思います。
Laravelを利用して作られたWordrobe CMSのテスト結果も有りますね。
PHPカンファレンスで使われたRasmus Lerdorfさんの発表資料は以下のサイトで観覧出来ます。
http://talks.php.net/tokyo15#/
性能改善以外にも、数項目の変更点が発表されました。いくつか気になるものをご紹介すると…
functionのReturn値の型宣言が可能となりました。型が合わなかったらfatal errorが出力されるようですね。
共に、functionのargumentにも型宣言が可能となりました。もともとC++で開発を行った筆者は懐かしい気持ちになりました。
もちろん既存の通りに型宣言をしないままでも問題無いようです。フラグで切り替えれますね。
Spaceship演算子が新しく追加されました!日本語だと宇宙船演算子!?Rasmus Lerdorfさんがこの演算子(<=>)をスターワーズ好きの息子さんに見せたら宇宙船みたいと話したらしくて、Spaceship演算子になったようです。
例外処理も追加されました!筆者がJavaで 開発した時よく使ったTry Catch文がPHPでも使えるようになりましたね。
それ以外にも変更点は有りますので、関心がある方々はPHPカンファレンスで使われたRasmus Lerdorfさんの発表資料をご参照下さい。
最後にRasmus Lerdorfさんは沢山のPHP開発者がPHP7を使ってみてバグを報告して欲しいらしいです。
リリースして一気にバグが上がると困りますね~!みんなさん、パフォーマンスも上がったようなので使ってみたらいかがでしょうか?
※参考資料