Windows Server間のデータ移行に、robocopyコマンドがとんでもなく便利だった
公開日:
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最終更新日:2014/05/31
Microsoft, Windows Server
photo credit: rudolf_schuba via photopin cc
生まれてから今までずっとMicrosoft好き。どうもOsamuです。
今回はいつものWindowsXPやらWindows7やらWindows8やらという話題ではなく、個人的にもあまり触れたことの少ないWindows Serverの話題です。
サーバーが古くなって移行する事になった時、いつも一番困るのはどんな時もデータ移行でしょう。メインフレーム畑で育ったOsamuはよIBMのDS8100やDS6800と言われるDisk装置へ古いDisk装置からのデータを移行したものです。
が、Windows Serverでのデータ移行の経験がない私。どうすればいいのか困っておりました。新サーバーから旧サーバーにアクセスしてコピーでもってくるのもナンセンスですし、と困っていた所にMicrosoft自身が提供している堅牢なコピーコマンドrobocopyなる最強のコマンドを見つけたのです。
robocopyコマンドとは
robocopyのroboとはロボットの意味ではなく、robust、すなわち堅牢なという意味らしく。確実な安全性の高いコピーコマンドであるようです。Microsoft自身が提供しているコマンドであり非常に安心感をもって使用できます。
robocopyに関する詳細な説明は以下を確認するとよいでしょう。
又、Windows XP、Windows Server 2003の場合はデフォルトでrobocopyが使えませんので、以下URLにアクセスしてWindows Server 2003 Resource Kit Toolsをダウンロードする必要があります。
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=17657
robocopyコマンド試してみたよ!
という事で今回は旧サーバーから、新サーバーへ同期させてみました。
コマンドサンプルはこんな感じ、事前に旧サーバーの移行元ディレクトリは共有設定してあります。
robocopy \\旧サーバー\dir1\dir2\dir3\dir4\ C:\dir1\dir2\dir3\dir4\ /E /COPYALL /MIR
で、結果はこう!118GB程ある大量のファイルを20時間くらいかけてしっかり同期してくれました!
Total Copied Skipped Mismatch FAILED Extras Dirs : 236195 236194 1 0 0 0 Files : 1441430 1441430 0 0 0 0 Bytes : 118.192 g 118.192 g 0 0 0 0 Times : 19:29:12 18:03:55 0:00:00 1:25:17 Speed : 1951360 Bytes/sec. Speed : 111.657 MegaBytes/min. Ended : Tue May 20 08:37:58 2014
Windows環境の場合は非常に有効なコピー方法なので、是非使ってみてください!堅牢、ホント堅牢だから!
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